
レザークラフトを始めたいけど「何を買えばいいの?」と迷っていませんか?
この記事では、5年以上の経験をもつ筆者が副業でも使える「本当に必要な道具」を紹介。初心者が失敗しがちな道具選びの注意点も解説しています。
- レザークラフトに最低限必要な道具の一覧
- 筆者が副業に使用している道具一覧
- 革をキレイに裁断するための道具
- 縫い穴を正確にあけるための道具
- キレイに縫うための道具
- コバ処理(ふち磨き)を美しく仕上げる道具
- 革の仕上げ剤
- 💡100均で十分なコスパ道具
- 【失敗から学んだ】レザークラフト道具選びのコツ
- よくある質問|レザークラフト道具選びQ&A
- まとめ|最初の一歩は「必要な道具だけ」から
- 関連記事
レザークラフトに最低限必要な道具の一覧
まずはレザークラフトを始めるにあたって、作業工程別に必要な道具を整理しました。
| 作業工程 | 必要な道具 |
|---|---|
| 革を裁断する |
|
| 縫い穴をあける |
|
| 革の接着 |
|
| 糸で縫う |
|
| コバ処理(ふち磨き) |
|
| 革の仕上げ |
|
このリストにある道具が揃えれば、基本的なレザークラフト作品は十分に作れます。
筆者が副業に使用している道具一覧
ここからは、筆者が販売用に使っている、信頼できる道具を紹介します。
※一部アフィリエイトリンク(PR)を含みますが、すべて実際に使って納得した上でおすすめしています。
革をキレイに裁断するための道具
OLFA 別たち|革の裁断に最適
オルファの別たちは、筆者が裁断に愛用しているカッターです。切れ味が非常によく、直線はもちろん、曲線(R部分)もスムーズにカット可能。替刃も安価で、コストパフォーマンスに優れています。
革包丁は砥ぎが必要で初心者には難易度が高めです。別たちでも十分に高品質な作品が作れます。
直線だけなら100均のカッターでもOKですが、曲線を美しく仕上げたいなら別たちがおすすめです。
ビニプライ|広くて使いやすいカッターマット
革の裁断時には、ビニプライを使用。一般的なカッターマットと比べてサイズが大きいため、作業スペースが確保しやすく、ストレスなく裁断できます。
小物づくりには十分。ただし、財布など大きな作品には作業スペースが不足します。
自宅にあるまな板でも代用可能です。筆者も大判の革を切るときに活用しています。
縫い穴を正確にあけるための道具
菱目打ち|万能な4mm×4本目
4mm×4本目の菱目打ちは、筆者が革小物から財布まで幅広く使用しています。
菱ぎり|曲線・細かい部分に
4本目の菱目打ちが入らないカーブや細部には、菱ぎりを使用しています。また、馬蹄型の小銭入れなどを製作する際の、駒合わせ縫いの穴あけには必須級の道具です。
ゴム板|穴あけをする際の打ち台
ゴム板は、穴あけをする際に使っています。カッターマットでも穴あけはできますが、菱目打ちが貫通してしまいます。
サイズは22cm×15cmほどあれば、革小物から、長財布などの中型作品にも十分です。。
キレイに縫うための道具
レザークラフト用縫い針
筆者が5年以上愛用しているのが、クラフト社の縫い針です。
ネット上には「折れやすい」という声も見かけますが、筆者は一度も折れたことがなく、むしろしなやかで扱いやすいと感じています。
ビニモ MBT|最強のコスパ糸
ビニモMBTは、筆者が販売用に愛用しています。
今までに、ロウビキ糸、麻糸+ロウ漬けをしてきましたが、最終的にこちらの糸にたどり着きました。
べたつきがないこと、そのまますぐに使用することができるので、手間がかかりません。
革小物には、5番がおすすめです。4㎜ピッチ、4本目の菱目打ちとの相性もとてもいいです。
コバ処理(ふち磨き)を美しく仕上げる道具
ヘリ落とし|見た目の仕上げに差がつく
ヘリ落としは、革の角を丸く仕上げて見た目の完成度を高める道具です。
販売を前提にするなら、角の処理は避けて通れません。0.8mm〜1mmあたりが汎用性が高くおすすめです。
ウッドスリッカー|床面・コバ磨きの必須道具
ウッドスリッカーは、革の裏面(床面)や側面(コバ)を磨くための道具で、1本で両方対応できます。
仕上がりが滑らかになり、プロっぽい高級感が出るため、特に販売目的なら欠かせません。
バッグなどの大きな商品を作る際に、広範囲の床面を磨くにはガラス板のほうがいいですが、長財布程度まではウッドスリッカーで十分ことたります。
革の仕上げ剤
トコノール|仕上がりが変わる定番仕上げ剤
トコノールは、床面やコバの磨きに使用しています。
これを使うだけで、ツヤ感・なめらかさが格段にアップし、作品のクオリティが一気に上がります。
無色タイプならどんな革にも使いやすく、初心者にもおすすめです。
💡100均で十分なコスパ道具
- ステンレス定規(30cm):曲がらず直線が取れればOK
- 木槌:菱目うち、はとめ抜きなどが打てればOK
- ライター:糸止め用。高機能不要
- やすり:簡単な仕上げなら100均で問題なし
次章では、私自身の失敗経験も交えながら、道具選びのポイントをお伝えしていきます。
【失敗から学んだ】レザークラフト道具選びのコツ
初心者の頃、筆者は「とりあえず安く揃えよう」と道具を一気に買い集めました。しかし、使わなくなったものも多く、今では「必要最低限+信頼できる道具」に絞るのが正解だと感じています。
この章では、筆者の失敗談をもとに、道具選びで意識したい2つのポイントをお伝えします。
1. 信頼できるブランドの道具を選ぶ
高価格帯ですが、YORKSHINEもプロ向けで人気があります。
道具は「長く使えるか」「仕上がりに差が出るか」で選ぶのが大事です。
2. 「本当に使うのか?」を見極める
レザークラフトの道具は見た目もかっこよく、ついつい揃えたくなります。しかし、実際には「使わない道具」が出てくることも。
筆者は勢いで3万円以上かけて道具を揃えましたが、以下のような道具はほとんど使わずじまいでした。
- 菱目打ち(1本目・2本目):実際には4本目と菱ギリだけで十分だった
- 厚革用ヘリ落とし:バッグなど大型作品向け。小物には不要
- ガラス板:磨きはウッドスリッカーで代用可能
- 刻印セット:初心者には難しく、むしろ仕上がりが不格好になることも
道具選びに迷ったときは、「今すぐ本当に使うか?」を基準に。必要になったときに買い足す方が、無駄もなく長く続けられます。
よくある質問|レザークラフト道具選びQ&A
スターターセットは一通りの道具が揃っている点では便利ですが、実際には用途が重複する道具や、使わないものが含まれていることもあります。
選ぶ手間はありますが、必要な道具だけを自分で揃えたほうが、結果的にコスパが良く、無駄もありません。
ホックやファスナーなど、金具を取り付けるには専用の道具が必要です。以下の表を参考にしてください。
| 付けたい金具 | 必要な道具 |
|---|---|
| ホック・ジャンパーホック | 打ち具、はとめ抜き、メタルプレート |
| ファスナー | 食い切り、ペンチ |
| カシメ・キーケース金具 | カシメ打ち、はとめ抜き、メタルプレート |
効率重視で道具を揃えるなら、約10,000円前後が目安です。
少しでも費用を抑えたい場合は、代用できるもの(例:カッターマットの代わりにビニプライなど)を活用すれば、5,000円程度でもスタート可能です。
まとめ|最初の一歩は「必要な道具だけ」から
レザークラフトを始めると、つい色々な道具が欲しくなってしまいますが、最初は「本当に必要な道具」だけで十分です。
便利そうに見える道具でも、使いこなす前に使わなくなってしまうことはよくあります。
本記事で紹介した道具は、筆者自身が使って「買ってよかった」と実感したものばかり。
道具選びに迷ったら、まずはこの基本セットから始めてみてください。
最初は思いどおりにいかないこともあるかもしれませんが、手を動かすことで自然と技術も知識も身についていきます。
焦らず、自分のペースでレザークラフトの楽しさを味わっていきましょう。