
結論:レザークラフトは、ほとんどの道具を100均でそろえて始められます。
レザークラフトというと高い道具が必要というイメージがありますが、基本作業は100均アイテムで十分にこなせます。
ただし、一部の工程では、100均には売っていない専用道具がどうしても必要になります。
この記事では、、100均で十分な道具と、必要な専用道具を整理して紹介します。
無駄な出費をせず、レザークラフトを始めたい方は、このまま読み進めてください。
※本記事は広告を含みます。
- レザークラフト初心者向け|100均で揃う道具と専用道具まとめ
- 100均では買えない!専用のレザークラフト道具
- 長く続けるなら用意したい道具
- まとめ|まずは100均+最低限の専用道具で始めよう
- 道具が揃ったら作ってみよう
レザークラフト初心者向け|100均で揃う道具と専用道具まとめ
レザークラフトは、実はほとんどの道具を100均でそろえて始められます。まずは100均でOKなものと、どうしても専用品が必要なものを整理して確認しましょう。
まずは100均でそろえてOKな道具
| 道具名 | ポイント |
|---|---|
| カッター | 曲線や細かい部分にデザインナイフがおすすめ |
| 300円カッターマット (B4サイズ) |
100円のマットもあるが、大きいほうが作業がしやすい |
| ステンレス直線定規 | カットが多いので、ステンレス製がおすすめ |
| ゴム系ボンド (G17など) |
革同士をしっかり仮止めできる |
| 革用手縫針(丸針) | 手芸用の縫い針ではないので、注意が必要 |
| ライター | 糸の焼き止めに使用 |
| 紙やすり | 革の端(コバ)を整える際に使用 400番〜600番がおすすめ |
| ハンマー (木製・ゴム製) |
金属ハンマーだと道具が傷むため、木製かゴム製を使う |
| すりこぎ棒 | ウッドスリッカーの代用品 革の端(コバ)を磨くのに使用 |
| カッターマット (3枚重ね) |
ゴム板(穴あけの下敷き)の代用品 お試しならOKだが、長期使用は厳しい |
100均では買えない、必要な専用道具
| 道具名 | 役割 |
|---|---|
| 菱目打ち | 革に縫い穴をあける |
| レザークラフト用糸 | 手芸糸と比較すると、強度と耐久性がある |
| トコノール | コバ・床面をきれいに仕上げる |
この3つは、100均では購入・代用ができない専用道具です。
特に「菱目打ち」と「レザークラフト用糸」は、種類やメーカーが非常に多く、初心者ほど選びにくいポイントです。 次の章では、筆者が実際に販売用の作品にも使っている道具をベースに、失敗しにくい選び方をご紹介します。
100均では買えない!専用のレザークラフト道具
菱目打ち
菱目打ちは、刃の本数や刃と刃の間隔(ピッチ)に種類がありますが、筆者が最も安定して使えているのは 【4本目 × 4mmピッチ】です。
刃の本数が多いタイプは一度に広い範囲を打てますが、力が分散して貫通しにくく、位置ズレが起きやすくなります。反対に本数が少ないと打つ回数が増え、穴の直線が乱れがちです。4本目はこの両方を避けられるバランス型で、革小物には4mmピッチが見た目と作業性の両立に優れています。
この失敗を避けるため、現在は4本目×4mmピッチをメインに使い続けています。
レザークラフト用糸
レザークラフト糸には、麻糸・ポリエステル糸などの種類があり、さらにロウ引きが必要なものと、最初から処理されているものがあります。太さの違いも含めると、初心者が最も迷いやすい道具のひとつです。
筆者はさまざまな糸を試した結果、現在は ビニモMBT 5番 を使用しています。
ビニモMBTは糸の内部に樹脂が含侵された「ボンド糸」で、強度が高く、毛羽立ちにくいのが特長です。
この手間と失敗を避けるため、現在はロウ処理不要で扱いやすいビニモMBTを使用しています。
トコノール
革の裏面(床面)や端(コバ)の毛羽立ちを抑え、滑らかに仕上げる専用の処理剤です。
見た目の仕上がりだけでなく、革の耐久性にも影響します。
初心者からプロまで幅広く使われており、筆者も販売用の作品を含め、すべての作品に使用しています。
長く続けるなら用意したい道具
ゴム板
ゴム板は、菱目うちなどで穴あけをする際の下敷きとして使用します。100均でそろえてOKな道具で紹介した通り、カッターマットを重ねることで代替はできますが、使用頻度が多くすぐに穴だらけになります。(下の画像は、筆者が1年使い込んだゴム板です)

安物買いの銭失いにならないためにも、長く続けることを見込むなら、はじめから専用のゴム板の購入を推奨します。
ヘリ落とし
ヘリ落としは、革の端(コバ)の角を落とすための専用道具です。
紙やすりでも角を取ることはできますが、ヘリ落としを使うと、均一にきれいな面取りができ、仕上がりの見栄えが段違いによくなります。長く続けるなら、早めに揃えておいて損はない道具の一つです。
ヘリ落としは革の厚みによって種類が分かれますが、革小物づくりであれば薄革用(No.1クラス)が1本あれば十分対応できます。
筆者も下記の1本だけで、販売用作品の角落としまで行っています。
まとめ|まずは100均+最低限の専用道具で始めよう
レザークラフトは「高い道具が必要」と思われがちですが、実際には多くの道具は100均で代用しながら始めることができます。
一方で、菱目打ち・糸・仕上げ系の道具は、完成度と作業効率に直結するため、最初から専用品を使ったほうが結果的に安く、失敗も減ります。
- 切る・貼る → 100均でOK
- 穴あけ・縫う・仕上げる → 専用道具が必要
この考え方で道具をそろえれば、無駄な出費を抑えながら、販売できるクオリティの作品まで十分に到達できます。
筆者も、この記事で紹介した道具をベースに、カードケースや財布などを制作・販売してきました。初心者の方でも、同じ道具を使えば同じスタートラインに立てます。
道具が揃ったら作ってみよう
道具がそろったら、まずは「失敗しにくく、必ず完成する作品」から作るのがコツです。
カードケースはサイズのシビアさがなく、初心者でもきれいに仕上げやすい定番アイテムです。