レザークラフトの菱目打ちは種類が多く、「どれを選べばいいのか分からない」と手が止まりやすいポイントです。
結論:4mmピッチ・4本目の1本だけでOKです。
実際に筆者はこの1本だけでカードケース・財布を制作し、副業で月3〜5万円を安定して稼げています。
この記事では、なぜこの1本で十分なのか・失敗しない選び方を実体験ベースで解説します。
- なぜ初心者は「4mmピッチ・4本目」だけで十分なのか?
- 初心者におすすめの菱目打ちはこれ
- 菱目打ちを選ぶうえでのQ&A
- 菱目打ちを選んだら商品を作ってみよう
- まとめ|迷う時間を「作る時間」に変えよう
- 関連記事
なぜ初心者は「4mmピッチ・4本目」だけで十分なのか?
4mmピッチで十分な理由
菱目打ちのピッチには主に3mm・4mm・5mmピッチがあります。
ピッチとは:穴と穴の間隔の幅のことです。
この中でも4mmピッチは「作業のしやすさ」と「見た目」のバランスが最も良いおすすめのピッチです。
細かすぎず粗すぎないため、初心者でも安定した縫い目になりやすいのが特徴です。
3mm・4mm・5mmピッチの違い(初心者向け比較)
| ピッチ | 初心者向け | 理由 |
|---|---|---|
| 3mm | △ | 穴あけ・縫い回数が増え、ズレやがたつきの原因になる |
| 4mm | ◎ | 作業しやすく、見た目と精度のバランスが良い |
| 5mm | △ | 小物ではステッチが主張しすぎて不自然になりやすい |
特にカードケースのような小物では、4mmが最もバランスよく仕上がります。
実際、筆者が制作・販売している革小物(カードケース、名刺入れなど)は、すべて4mmで制作しています。

この1本だけで制作から販売まで完結できているため、はじめの1本は4mmピッチを選べば問題ありません。
4本目で十分な理由
菱目打ちは刃の本数によって、1本目・2本目・4本目・8本目などの種類があります。
結論最初の1本は「4本目」があればOKです。
4本目は、1回で4つの穴をまとめて開けられるため、直線をまっすぐ安定して打つことができます。
また、長すぎないため、力を入れやすく初心者でも扱いやすいのが特徴です。
| 本目 | 初心者おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 4本目 | ◎ | 打ちやすく、直線はもちろん、ゆるやかな曲線も穴あけが可能。 |
| 1本目 | × | 刃の向きを合わせて打つ必要があり、初心者は縫い目がガタガタになりやすい。 |
| 2本目 | △ | 曲線◎、ただし、2穴ずつしか開かないので直線を真っ直ぐ打つのが難しい。 |
| 8本目 | △ | 打つのに力が必要。打つ時の打撃音も大きい。 一度で貫通させるのが難しく、何度も打つことになり、穴が大きくなることと、曲がる原因となる。 |
現在は4本目をメインに使うことで、直線も安定し、仕上がりも大きく改善しています。
最初から絞ったほうが、結果的に上達が早いと感じています。
初心者におすすめの菱目打ちはこれ
菱目打ちはさまざまなメーカーから販売されていますが、初心者が選ぶなら国産メーカーがおすすめです。
- 協進エル(KYOSHIN ELLE):精度が高く、販売用にも使える品質
- クラフト社:価格が手ごろで品質が安定。最初の1本に最適
どちらも実際に使用していますが、精度に大きな差はありません。
迷った場合は「クラフト社」を選べばOKです。
価格が手ごろで入手しやすく、最初の1本として失敗しにくいです。
今回紹介している「4mmピッチ・4本目」の菱目打ちはこちらです。
筆者も実際に使用しているモデルで、この1本だけでカードケースから財布まで制作しています。
まずはこの1本を用意して、1作品作ってみてください。
道具で迷う時間を減らすことが、上達の最短ルートです。
菱目打ちを選ぶうえでのQ&A
曲線に2本目は必須ですか?
必須ではありません。
4本目でもゆるやかな曲線であれば対応できますし、無理に揃える必要はありません。
筆者は、型紙の段階で穴位置を4mmピッチで設計し、曲線部分は菱ぎりを使って調整しています。
まずは4本目だけで制作を始めて、必要と感じたタイミングで追加すれば十分です。
セットは買うべきですか?
正直おすすめしません。
筆者は、制作、販売までしていますが、使用しているのは、4mmピッチ・4本目+菱ぎりのみです。
セットには使わない本目やピッチが含まれることもあるため、必要な菱目打ちだけを購入して、無駄を省きましょう。
ノーブランド商品はどうですか?
正直おすすめしません。
筆者も実際に購入しましたが、ピッチがわずかにズレており、型紙どおりに穴あけしても位置が合わなくなることがありました。
このズレは、そのまま仕上がりのズレに直結します。
国産メーカーであればこの精度のブレが少なく、初心者でも安定した仕上がりになります。
迷った場合は、「4mmピッチ・4本目」を1本だけ用意すれば問題ありません。
制作を進める中で必要になった道具だけ、あとから追加していくのがおすすめです。
菱目打ちを選んだら商品を作ってみよう
道具が揃ったら、まずは1つ作品を作ってみましょう。
最初の1作品を作ることで、菱目打ちの使い方や縫いの感覚が一気に理解できます。
はじめての作品には、カードケースがおすすめです。
筆者の型紙は、穴あけ位置まで設計されているため、初心者でもズレずに仕上げることができます。
まとめ|迷う時間を「作る時間」に変えよう
初心者は「4mmピッチ・4本目」を1本だけ揃えればOKです。
道具選びで迷うよりも、まずは1つ作品を完成させることが上達への近道です。
まずは道具を用意して、1作品作ってみてください。
関連記事
穴あけがうまくいかない場合は、道具の切れ味が原因のこともあります。
菱目打ちのメンテナンス方法はこちらで解説しています。