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レザークラフトの失敗原因は道具の切れ味|菱目打ち・別たち・ヘリ落としの手入れ

レザークラフトの道具を手入れしている様子

筆者はレザークラフトを教えていますが、「縫い目が揃わない」「切り口がガタつく」と相談されることがあります。技術も関係しますが、意外と見落とされがちなのが道具の手入れです。

実際、道具の手入れ方法をお伝えすると、「作業がぐっとやりやすくなった」「仕上がりがきれいになった」と驚かれる方も少なくありません。ちょっと手を入れるだけで、作品の完成度は大きく変わります。

この記事では、初心者でもすぐできる道具の日常メンテナンスのコツを紹介します。今日から道具を整えれば、作業のしやすさも仕上がりも確実に向上します。

菱目打ち・菱錐の手入れ

菱目打ちや菱錐は革に縫い穴を開ける基本の道具です。使用頻度が高いため、切れ味が落ちると穴が打ちにくくなり、穴がつぶれたり線が曲がったりします。筆者の経験では、長財布を一つ作るだけでも刃の切れ味が変わります。そんなときは、以下の手順で簡単に切れ味を復活させられます。

必要な道具

菱目うち手入れに必要な道具

1 不要な革(床面未処理)
2 青砥
3 オイル(機械用推奨)
ポイント
  • オイルは必須ではありませんが、床面に青砥を均等に塗る効果と、道具の錆防止効果があります
  • 筆者は不要になったベビーオイルを使用。ミシンオイルなども使用できます。
  • 食用オイルは避けましょう。

手入れ手順

1 革の床面に少量オイルを垂らし、青砥を擦りつける

青砥を床面にこすりつける様子

2 菱目打ちを引くように研ぐ

青砥で菱目うちを研ぐ様子

3 菱目打ちを裏返し、同じ回数研ぐ

これだけで切れ味が復活し、穴がスムーズに開けられるようになります。初心者でも簡単に実践可能です。

注意
これは日常の手入れです。切れ味が改善しない場合は、本格的な研ぎが必要です。砥石ややすりを使用してください。

別たちの手入れ

革包丁ではなく別たちを使っている方も多いと思います。別たちは替刃なので切れ味が落ちれば交換できますが、ちょっと手入れするだけで切れ味が戻り、長く使うことができます。筆者は、名刺入れ50個ほどは、1枚の替刃で制作しています。

必要な道具

別たちの手入れに必要な道具は、菱目打ちと同じです。1セットあれば両方の手入れに使えます。

手入れ手順

1革の床面に少量オイルを垂らし、青砥を擦りつける
2 別たちの斜めの刃面を写真のように横にスライドさせるように研ぐ

別たちを青砥で横にスライドさせながら研ぐ様子

3 別たちを裏返し、1~2回引きながら研ぐ
注意
別たちは片刃なので、刃の向きに注意して研ぎましょう。

別たちの研ぐ刃の向きの説明画像

ヘリ落としの手入れ

ヘリ落としはコバの角を整える道具です。切れ味が落ちるとコバがガタガタになり、見た目も手触りも悪くなります。小物1作品を作るだけでも刃が鈍るため、手入れは頻繁に行うのがおすすめです。

必要な道具

ヘリ落としの手入れに必要な道具

1 縫い糸
2 青砥

手入れ手順

1縫い糸を20cmほど用意し、青砥をこすりつける

縫い糸に青砥を塗りつける様子

2 ヘリ落としの刃に糸をあて、引っ張りながら研ぐ。3~5回繰り返す

ヘリ落としを研ぐ様子

3 青砥が刃に残ることがあるので、不要な革で試し切りをして青砥を落とす
注意
ヘリ落としは刃が特殊です。裏側に引っ張りながら研ぐと切れ味が落ちるので注意してください。

まとめ

レザークラフトで作品をきれいに仕上げるには、道具の手入れが欠かせません。使用前や使用後に日常的に手入れする習慣をつけるだけで、作業のしやすさが格段に上がり、作品の完成度も驚くほど向上します。今日からぜひ、道具の手入れをルーティンに取り入れてみてください。

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作品をきれいに作るには、道具の手入れだけでなく、技術面も重要です。初心者でも失敗せずにできる「菱目打ちの打ち方」や「コバ磨きの基本」は、下記リンクからチェックできます。

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