
「レザークラフトでボンドを塗って貼り合わせたら、微妙にズレてしまった……」
そんな経験はありませんか?実は、レザークラフトにおいて「接着」は作品の見た目を左右する隠れた重要工程です。
せっかく型紙通りに革を切り出しても、貼り合わせがズレるだけで、コバ磨きの工程が大変になることもあります。
そこで今回は、初心者がやりがちな「貼り合わせのミス」を減らす「針ガイド」を使った接着術をご紹介します。
この記事を読めば、型紙の穴をフル活用して正確に位置を合わせて接着ができるようになります。
接着工程の前にやっておくこと
筆者の作り方では、接着工程の前にすべてのパーツの穴あけと裁断を済ませていることが前提になります。
穴あけと裁断の精度が高いほど、貼り合わせのズレも起きにくくなります。
まだ済んでいない方は、先にこちらの記事をご覧ください。
▶ ズレない穴あけの新常識!型紙ごと打つレザークラフトのやり方 ▶ レザークラフトの裁断方法|型紙ごと切ればズレない
接着に必要な道具
接着工程に必要なのは、次の5つです。レザークラフト専用の道具もあるのでチェックしておきましょう。
| 道具名 | ポイント |
|---|---|
| 革用白ボンド | 革同士を貼り合わせる接着剤。100均にある革用接着剤でも代替できます。 |
| ボンドへら | ンドを薄く均一に塗るために使用。ボンド付属のへらでもOK。 |
| レザークラフト用縫い針 | 縫い穴に刺して位置を合わせるガイドとして使う |
| ダブルクリップ | 貼り合わせたあとに固定するために使用。 |
| 革はぎれ | クリップの跡が革につかないよう保護します。 |
ツルツルした銀面を接着する場合、ボンドが効きにくいことがあります。
ドレッサーなどで軽く表面を荒らしておくと、接着力が安定します。
針ガイドを使った接着方法
STEP1 接着箇所にボンドを塗る
STEP2 針ガイドをセットする

対角線上の4隅を針でロックすることで、全方向のズレを物理的に防ぐことができます。
針を「串刺し」にした状態で、ゆっくり重ねるのがコツです。

STEP3 ダブルクリップで固定する
よくある質問(Q&A)
用途によって使い分けるのが一般的です。
ゴムのりは仮止めに向いており、後から修正などをする場合に便利です。一方、白ボンドはしっかり固定したい接着に向いています。
今回紹介している「針ガイド」を使った方法では、修正がほぼ無いため、白ボンドの方が初心者でも扱いやすいためおすすめです。
ボンドが乾く前であれば、布やティッシュで拭き取れば問題ありません。
白ボンドは乾くと透明になりますが、乾く前の方が簡単に処理できます。貼り合わせたあとに気づいた場合は、すぐに拭き取るようにしましょう。
ボンドが乾燥したあとに修正するのは難しい場合が多いです。
その場合は、コバを黒く染色することでボンドの層を目立たなくする方法もあります。
詳しいコバ処理の方法はこちらの記事で解説しています。
▶ コバが汚くなる3つの原因|初心者でもできる黒染色で一気にプロっぽくまとめ
レザークラフトの接着は、仕上がりの美しさを左右する重要な工程です。
とくに初心者のうちは、ボンドを塗って貼り合わせたときにパーツがズレてしまうことがよくあります。
そんなときに役立つのが、今回紹介した「針ガイド」を使った貼り合わせ方法です。
- 縫い穴に針を通して位置をガイドする
- パーツ同士のズレを最小限にできる
- 初心者でも正確に接着できる
この方法を使えば、貼り合わせの精度が上がり、その後のコバ磨きや縫製の作業もスムーズになります。